加谷珪一さんの著書でアハ体験ができた話

働き方

どうも、カントリーニ住子です。

6月も引き続きステイホームな日々を送っています。

コロナのおかげで、読書をする時間も増えました(*^_^*)

マジでおうち時間最高!!!

貧乏国ニッポン

2020年5月30日に第一刷が発行された加谷珪一さんの著書です。

コロナ騒動の後に発行されているので話題も今のことをキャッチしていて飲み込みやすかったです。

全体的な感想としては、『あれ、日本って貧しくない?』『このシステム無駄じゃない?』とうすうす感づいていたことを、きちんとしたデータを突き付けて示して認識させてくれるのでスッとするというか、アハ体験ができて気持ち良かったです。

使う言葉も分かりやすくて、私のようなあまり知的ではない人間にも読みやすかったです。

・ブタ積み

お金が活用されていないという意味の金融業界用語。

・スタグフレーション

景気が悪い状態でインフレが進むこと。

・ご挨拶テロ

この言葉は『貧乏国ニッポン』には出てこないですが、加谷さんの別の著書に出てきた造語です。

「ご挨拶」「情報交換」と称して相手の会社に大人数で訪問し、話だけ聞いて「いやあ、大変勉強になりました」と言って帰っていく。何かを提案したり、製品を購入するわけでもない。グローバル市場において、日本人ビジネスマンのこうした奇妙な振る舞いをご挨拶テロと言うそうです。

パワーワードなので書いておきますw

本の内容

どういう内容が書かれているのかをざっくりと言うと、

日本は給料安いけど物価は高く貧しい人が多い、国内消費で経済を回し、個人は海外にも目を向けよう。

という事が書かれていました。(私なりにまとめたのでこれが正解ではないかもしれませんが、少なからず私はこう受け止めました。)

・日本は給料安いけど物価は高い

まず、日本は給料安いけど物価は高くという点について説明します。

日本人の賃金が安いのは分かっているけど、物価は安いでしょ?と思う方が多いかもしれませんが、現代の日本は生活に必要な物の多くを輸入もしくは輸入品を原材料に製造されていますよね。

よって、海外と比較して賃金が安い国は、同じ輸入品を購入する場合でもより多くの負担が必要となる。極端に言うと賃金が安い国は、その分だけ貧しくなる、と書かれていました。

具体例としては、ディズニーランドの1日入場券の料金が世界で一番安いのは日本、その他の国は日本より割高の入場料であること、iPhone購入の負担感が世界一ということなどが挙げられていました。

貧しい人が多い

つぎに、日本は貧しい人が多いという点について説明します。

日本の初任給はグローバル水準の半分以下です。

米国や欧米などの豊かな先進国の賃金は日本より高い水準と言うのはご存じの方が多いと思いますが、中国やタイなどの新興国の人々も一部のグローバル人材は日本人より高額の賃金を得ているということ。

例えば、ファーウェイは新人の初任給でも月額40万円だそうです。

こういうグローバル企業に勤めているアジア新興国の労働者は一部と言えども、中国の場合14億人もの人口の5%だとしても7000万人となります。

そういうビジネスパーソンからすると、日本は安い国と感じるでしょう。

日本企業の初任給は大卒で20万円程ですもんね。

日本の料理人がマカオに転職をしたら年収が4倍になった例を挙げて、日本人が海外に出稼ぎ労働に行く日も近いと書かれていました。

そして、金銭面の安さだけではなく日本の国際的地位の転落や、日本は暮らしやすい国とはもはや言えないこと、年金制度が新興国並みであること、日本の貧困化が海外メディアにも取り上げられたことなども書かれていました。

・国内消費で経済を回し、個人は海外にも目を向けよう。

序盤からショッキングな内容を突き付けられて、日本ダメじゃん…と打ちひしがれてしまうのですが、この本では後半に『日本の強みをどう生かすべきか?』という救いの章もあります。

加谷さんは、国内消費で経済を回す国に転換すべきと唱えています。

今回のコロナショックでインバウンド需要に過度に依存しすぎた日本の脆さが一気に露呈しました。日本は同じ言語を話す1億人の単一消費市場がある国なのだから、国内消費市場をもっと大事にし、活性化していく方向に舵を切る必要がある。そうすれば、輸出やインバウンドに頼らなくても十分に経済を成長させることが出来る。と書かれていました。

そして、貧乏な日本で個人はどう行動するべきなのかについても触れてくれています。

具体的な方策として以下の3つが挙げられていました。

1.外国に投資をする
2.外国で稼いで日本で暮らす
3.外国にモノを売ることを考える

1.外国に投資をする

日本が貧乏な国に転落してしまった以上、日本国内のみで営業活動をしている企業とグローバル企業では経営体力にとてつもない差があるので、これからはグローバルな著名企業に投資しないと十分なリターンを得られないと考えたほうがいいと書かれていました。

ちなみに、加谷さんはほとんどの日本株は手放していて現在の資産額は数億円規模となっているそうです。

2.外国で稼いで日本で暮らす

これからの時代は海外で働くことも視野に入れて考えたほうがいいと書かれていました。

給料の高額なグローバル企業に、しかもフルリモートで勤めることが出来れば日本でリッチな生活が送れますよね。

海外で働くというと語学の問題もありますが、そこはグローバル化のおかげで逆に語学の壁は低くなっているそうです。

例えば、タイは日本企業が大挙して進出しているので現地の日本人向けのサービスの需要も高くなっている。顧客が日本人ならば日本語が出来る人材が必要ですから、日本人を採用したいと考える現地企業が増えているのです。

なので、語学が堪能でなくても海外就職もしやすい時代となっています。

また、タイは日本とは違って長時間労働ではないですし、食事も日本食レストランも豊富でスマホのデリバリーも発達しているのでむしろ日本より快適な生活を送れるかもといっていましたw

タイは近年バーツが高騰してきていますし、賃金アップも見込める将来性が高い国ですよね。

私もタイ移住に興味があるのでこの部分は特に興味深く読ませてもらいましたw

3.外国にモノを売ることを考える

日本に居ながらして外国に向けてモノを売ったり、日本にいる外国人にむけてモノやサービスを提供するという方法でが海外の利益を取り込む例の中で、メルカリが挙げられていました。

加谷珪一さんは51歳とのことですが若い感覚を持っているな、と思いました。

まとめ

分かりやすい言葉と具体的なデータの例を挙げて説明されているので、とても読みやすかったです。

冒頭でも書いたように、日本って貧乏なのではないか、暮らしづらい国なのではないか、働き方おかしくない?ということを肌感覚で感じていてモヤモヤしていたのですが、『貧乏国ニッポン』がこのモヤモヤの核心をついてくれてスッキリしました。

本当に読みやすいのでおすすめです(*^_^*)

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